2020年1月14日火曜日

「読書」は必要か

先日、故あって、このあたりを見ていました。
「国語に関する世論調査」
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/index.html

→ 平成30年度
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/r1393038_02.pdf

「第65回学校読書調査」の結果(全国SLA)
https://www.j-sla.or.jp/material/research/dokusyotyousa.html

「子供の頃の読書活動の効果に関する調査研究報告(速報版)」
https://www.niye.go.jp/kenkyu_houkoku/contents/detail/i/140/

それぞれ調査対象調査規模も違いますが、共通して言えるのは、本を読まない人の割合がかなり増えている事です。

そして、こんな記事。

「PISA調査 日本の読解力低迷、読書習慣の減少も影響か」https://www.sankei.com/life/news/191203/lif1912030037-n1.html

「読書量が減っている!だから、読解力が低下している!!さぁ、大変だ!!!」という話なのかもしれませんが、個人的には、「読書」「読テキスト」は分けて考えるべきではないかと思っています。

つまり、紙媒体である「書(物)」でなくても、テキストを読んでいれば、例えそれが電子媒体だったとしても、読書と同じ効果が得られるんじゃないかという事です。

上記の調査でも「紙媒体か電子媒体か」という視点の設問がよく出てくるのですが、あくまでも経過的な現象で、そこはあまり重要ではないのかなと。

そういう意味で、現在は、確かに「読書」は減っているでしょうが、電子的なテキストを読む機会は圧倒的に増大しているように思います。

ただ、明らかにブログが廃れ、ほとんどがTwitterLINEのようなやりとりだとすると、短い文章(と言えないくらいのテキスト)に即座に反応する能力には長けても、長文を読んで理解する根気はなくなっているのかもしれません。

しかし、自分にとって難しい物や面倒な物をなるべく避け、楽しい物、楽な物に浸ろうとするのは、ある意味、普通の事ともいえます。

問題は、表面に見える「読書離れ」ではないのかもしれません。

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