2014年10月29日水曜日

「図書館のこと、立ち読みの客 書店員はどう考えている?」

図書館のこと、立ち読みの客 書店員はどう考えている?|10人の書店員に聞く<書店の謎>


一般的な本好きのヒト達はもちろん、個人としての図書館員にとっての書店、書店員さんにとっての図書館は、それぞれ、同じように大切な存在だと思うのですが、当の本人同士って、想像以上にお互いのコトを知らないように思います(もちろん、自分を含めて)。

京都には、とても魅力的な本屋さんがたくさんあるので、もっと仕事上で交流できないかなぁと常々思っています。

講演会なんかはもちろんですが、図書館に、書店員さんに選書してもらった棚を作ったりとか(書店員さんにメリットがないか……)。

『億男』

Amazon.co.jp: 億男 電子書籍: 川村元気: Kindleストア


なにかと話題の著者ですし、珍しく前作の世界から猫が消えたならも読んでいましたし、自分が最もよく見る雑誌であるBRUTUSに連載していたのも知っていたので、かなり気にはなっていたのですが、まぁ、いつかは分からないそのウチに……と思っていたトコロ、何気なくあらすじを見ると、主人公が図書館司書とあったので、そうなると、突如として、ハナシが変わってきます。

で、さっそく読んでみたのですが、どうも主人公は、毎日、フルタイムで働いているような描写等から、(公共)図書館の正規職員のように思えるのですが、特殊事情があるとはいえ、堂々と副業をしていたり(というか、副業先の寮に住んでいる)、全体的に、なんか不思議な感じ。

で、読み進めていっても、これといって主人公が図書館司書である理由もあまり感じられないので、残念ではありますが、相変わらず地味で目立たない仕事記号として"司書"が使われているんだなぁ……と思っていると、後半、主人公の人生を左右する、かなり重要な局面に、図書館司書(というか、図書館のカウンタにいるヒト)としての必然性が出てきます。

ただ、それがまた、読書の秘密の観点から、かなりどうかという……

もちろん、作品の本筋はそういったトコロにないのでヤボな指摘だとは十分分かっていますし、「読書の秘密」というと、主に第三者への提供が問題になりますが、それにしても、耳をすませばの頃から、結局、「利用者の読書の秘密にアクセスできてしまう特権を、悪意はないにせよ、自分の興味のために安易に使ってしまう」という一般の図書館員のイメージって何も変わっていないんだなぁと思うと、少し悲しくなります。

まぁ、こんなコトを言っていても、また、「図書館員てメンドくさいな」と思われるのがオチですが、肝心の小説のテーマである「お金と幸せ」についても、ほぼ同時期に読んだ投資家が「お金」よりも大切にしていることの方が、自分にとってはずっと刺激的でした(こちらは小説ではないですが)。

ただ、にもあったとおり、読了後、確かにムスメを抱きしめたくなります。
同じく、かなりイヤがられましたが……

2014年10月25日土曜日

時代の最先端をいく雑誌?「MADURO」

MADURO


かつて、「ちょい不良(ワル)オヤジ」で一世を風靡したLEON(今もあるけど)を創刊した編集長が再び世に問う、さらに高年齢層向けの新雑誌。

今度のキーワードは「やんちゃジジイ」、略して「やんジー」
たとえば、こんな感じ
やんちゃ過ぎ。

ちなみに、他には、やんジーになりきれない「チャラジー」や、我々(?)一般人がなる「枯れジー」がいるそうです。

まぁ、いずれにせよ、その境は、「わがのサジ加減ひとつやん!」という気がしないでもないですが……

それはともかく、もちろん、(まだ)買いはしませんが、パラパラ見ていると、いい意味で(←万能ワード)スタッフのみなさんが「半笑い」で作っている感じが楽しい。

たとえば、プレ創刊号みたいなのをチラ見した際、「やっと赤が着れるようになった!」みたいな記事があり、

「あぁ、やっぱり、こんなおしゃれな人達でも、赤なんかのハデな色は、さすがに着こなすのが難しいんだな……」

と思ったのですが、よくよく考えてみると、なんのコトはない、「還暦」のコトだったのですね。

そんな、「MADURO」(スペイン語で「成熟」の意味らしい)。

これからますます日本社会の高齢化が進めば、わかさ健康といった方向だけでなく、こういった雑誌のニーズが高まるコトは必至かと。

Read for Action

Read For Action


Read For Action オフィシャルブログ


発起人は、あの、神田昌典さんだったり、理事勝間和代さんがいたりと、いささかガッツな感じもしますが、楽しく読書の習慣を広めるという点で、見習うべきトコロがあるのではないでしょうか。

2014年10月23日木曜日

消え行く電子書店

TSUTAYA.com eBOOKsがサービス終了へ BookLive!への移行措置/Tポイント返還を予定 - ITmedia eBook USER


この記事の中にもあるように、他にも、サービスを終了した電子書店(と、仮に命名)が、既にいくつも出てきています。

個人的には、以前から電子書店が乱立しすぎだと思っていたので、ある程度淘汰されるのは自然な流れかとは思いますが、それでもやはり、「入手」したはずの書籍が、ある日突然、読めなくなるのは非常に問題です。

さらに、それに追い打ちをかけるように、もうひとつ使い道のないポイントで返還されても、かえってイラっとするのオチではないでしょうか。

リアル本(と、仮に命名)と電子書籍は、まさに、一長一短だとは思いますが、この点ばかりは、リアル本に完敗ですね……

岡崎World Music Fes

今日のお昼に、たまたま、こんなイベントを知りました。

岡崎ワールドミュージックフェスタ

開催は、今度の日曜日(10月26日)ですが、会場は、なんと、お寺

近所のお店の屋台が出る他、各国音楽のライブだけでなく、チビっこ向けワークショップもある様子。

食と音楽なんて、まさに、我が家のためのイベント!!

……なのですが、その日は、別の場所でトッキュウジャーがブッキングしており、ちょっと難しいかも。

しかも、5時までなので、職場のみなさんも間に合わず……
(もちろん、ランチには行けますが)

ただ、HPを見ていると、非常によい感じなので、可能な方は、ぜひ!

……そして、府立図書館いろいろやってます(笑)。

「うちは逮捕しなくていいんですか」、カーリル吉本代表が語るオープンデータビジネスの舞台裏

インタビュー&トーク - 「うちは逮捕しなくていいんですか」、カーリル吉本代表が語るオープンデータビジネスの舞台裏:ITpro


いつも思いますが、本当は、図書館業界がやるコトですよね……

これから出る本

Amazon.co.jp: RDA 資源の記述とアクセス: 酒井 由紀子, 鹿島 みづき, 越塚 美加: 本
樹村房 ...


なぜか、出版社のホームページの方には載ってなかったので、仕方なく、こちら。

RDAだけでなく、FRBR周りの解説もあるようなので、必読ではあるのですが……

……いいお値段(小声)。

2014年10月22日水曜日

「Library Lion」創刊!

Library Lion


このたび、性懲りもなく、図書館関係のオンラインマガジンを創刊しました。

直接、サイトをご覧いただくのはもちろん、Twitterをフォローしていただけば、記事の更新が分かるようになっています。

なお、当マガジンでは、寄稿を常に受け付けております。

図書館関係者の方はもちろん、利用者として図書館に係る中で感じるコト等も大歓迎です。

という訳で、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

……まぁ、このブログを見に来てくださっている大半の方には関係ないかもしれませんが(笑)。

これから出る本

電子図書館・電子書籍貸出サービス | ポット出版


未来の図書館、はじめませんか | 青弓社


いずれも、楽しみ。

全国各地から寄贈された45万冊を住民だけで運営 「矢祭もったいない図書館」が映す地方創生の光

全国各地から寄贈された45万冊を住民だけで運営 「矢祭もったいない図書館」が映す地方創生の光|相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記|ダイヤモンド・オンライン


図書の受入担当として、利用者からの「寄贈」にはいろいろ思うトコロがあるので、この図書館には、設立前から注目していました。

それにしても、多少、極端に描かれているにせよ、いつの間にか自分も、ここに出てくる「図書館のプロ」になっているのかも……(恐)

日本図書館協会「認定司書」ロゴマークデザインの発表

日本図書館協会「認定司書」ロゴマークデザインの発表


……まさか、「JLA」押しでくるとは……

全国の図書館を設備で検索「図書館なび」

全国の図書館を設備で検索「図書館なび」|自習室、無線LAN、電源、カフェ・レストラン、児童向け設備など


内容は、(正確ならば)非常に素晴らしいのですが、どこがやっているのかが分からないので、間違い等の連絡ができません……
(ちなみに、京都府立図書館は、絵本紙芝居もありますし(主に書庫ですが)、郵送返却も受け付けています)

インターネット時代のナレッジクリエーターを支援するデジタルマガジン「OnDeck」

OnDeck | インターネット時代のナレッジクリエーターを支援するデジタルマガジン「OnDeck」(オンデッキ)


恥ずかしながら、こんな媒体があるコトを知りませんでした。

月刊版は購入する必要がありますが、週刊版の方は、アンケートに答えると、無料で購読できます。

チラっと見ただけでも、かなり魅力的なタイトルが並んでいますね。

2014年10月3日金曜日

「まじめなことを ゆかいに」

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ごく一部で待たれている「保育所格言シリーズ」

マジメ過ぎる日本の職場の場合、どうしても、この「まじめなことを ゆかいに」が苦手なような気がします。

なんか、職場で笑い声が聞こていると、不謹慎というか、なんというか……

ホントは、笑い声が出るくらいリラックスしている方が、いいアイディアが出るんですけどね。