2014年11月29日土曜日

仲間がいれば

ご多分にもれず、「ゲラゲラポー!」な我がムスコ

偶然、主人公と同じ名前のため(表記は違いますが)、保育所の「ごっこ遊び」でも、主人公役になれるコトが多いらしいです。

さて、そんな妖怪ウォッチムスメが言うには「妖怪ゴッチ」)。
最近、映画のCMをやっているのですが、どうも、その中で出てくる主人公のおじいちゃんの名前が、ボクの父親と同じ名前、つまり、ムスコのおじいちゃんと同じ名前のようです。

主人公と同じ名前というのはあるかもしれませんが、まさか、おじいちゃんまで一緒とは。
まぁ、主人公のお父さんは、おそらく、ボクとは違う名前だとは思いますが。

で、ムスコに聞いていると、先日、さっそく保育所で映画のごっこ遊びをしてきたとか。

……まだ、公開されてないのに。

そんな、CMのわずか数十秒でも、子ども達にとっては、充分な素材なんですね。
まさに、イマジネーション!

『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』公式サイト

2014年11月28日金曜日

「目録系司書の仕事術」第3回 ボクが使っているタスク管理ルーツあれこれ

なんだかんだの第3回目。
エラいモノで、もう、次回以降のネタが思いつきません。

それはともかく、今回は自分のタスク管理ツールについてご紹介。

数年前に出向した際、突然、非常に大きな職場(物理的にも組織的にも)になったのと、プライベートでも趣味や結婚等が重なったため、いろいろ多忙になり(今思えば、大したことないですが)、少し真剣にタスク管理を考えるようになりました。

で、ご多分にもれず、「GTD」周りの本を読んだモノの、あまりよく理解できず、それでも、「アタマの中にひっかかるモノは、とにかく全て、いったん信頼できる場所に吐き出そう」という部分に強く共感し、まずは、こちらのツールを使ってみるコトにしました。

1「check*pad」
シンプルな目標管理ツール | check*pad.jp

自称(?)のとおり、あらかじめリストを作り、完了したらチェックして消していくという、実にシンプルな作り。
ただ、それだけに非常に分かりやすく、また、毎朝、自分で指定したリストをメールで連絡してくれる等、今思えば、これで機能的には十分でした。

しかし、リストを作ってタスクを管理できるようにしたのはいいモノの、肝心の「実行」が伴わず、タスクがどんどん溜まっていくのを、自分ではなくツールのせいにするのは世の習い。その上、生来の「飽き性の根気なし」がアタマをもたげ、しばらくして、全面的にこちらに乗り換えるコトに。

2「Remember The milk

ご存知、当該分野中の大定番。
無料部分だけでも十分使えますし、さらに、「check*pad」よりも高度な機能も多く、全くもって問題ありません。

しかし、またもやしばらくすると、表面上は、ある本で読んだ「コンテキスト機能」を使いたいという理由から、しかし、実際には、上記の「責任転嫁+飽き性」気質のため、またもや、次のツールに全面乗り換え。

3「Toodledo

こちらも、負けず劣らずの超定番。
英語サイトですが、ボクでも使えたので大丈夫です(……と、思っているだけで、ホントは大丈夫じゃないのかも知れませんが)。

その後もいくつかタスク管理の本を読み、上記した「コンテキスト(そもそもは「文脈」の意味ですが、「シチュエーション」や「状況」(同じ?)と解釈するとよいかもしれません)機能」が使えるのが便利です。

タスク管理については、もう、かなりの間こちらで来たのですが、以前から、タスクツールで締め切りを設定し、それを他の「イベント」と並列して見るために、わざわざもう一度カレンダに書くのが、それらの管理にとって最も致命的な"漏れ"が発生しそうで(というか、めんどくさい)、なんとかならないかとずっと思っていました。

そして、長い探求の結果(というか、検索して半時間程)見つけたのが、こちら。

4「サイボウズlive

こちらは安心の(?)日本語ツール。
本当に高性能で、一体、これがなんで無料なのかよく分かりません。

上記したイベントとタスクの締め切りが同時に表示できるのはもちろんですが、本来は、チームで行う作業のためのツールなので(自分は今のトコロ、完全に個人用に使っています)、もし、今後、そういう用途にも使ったら、もっとそのスゴさを実感できると思います。

で、今は、こちらで自分のすべきタスクを一覧できるようにし、メインのスケジュールは、相変わらずの紙の手帳のマンスリィカレンダに書いているのですが、日々の業務の進捗は、一応、こちらも使っています。

5「yPad」
Amazon.co.jp: yPad5: 寄藤文平: 本

突然のアナログツール。
しかし、やはり、紙ツールならではの使いやすさがあります。

ということで、今後、いつ、「例のムシ」が起きだすかは分かりませんが、今のトコロ、この組み合わせに落ち着きつつあります。ただ、「check*pad」以外のツールは、今も用途を特化して使っています。

RTMは、例えば、「子どもとのお出かけに持っていくモノ」「出張・旅行に持っていくモノ」「一週間にまとめ買いするモノ」「積ん読している本」等、完全なリストとして、「Toodledo」については、ルーティンを管理するツールとして使っています。

後者についてもう少し詳しく説明すると、例えば、一番スパンの長いモノとしては、誕生日記念日等、1年を単位として繰り返し作業をするモノを登録しておくと、その日になれば勝手に表示されるので、非常に便利です(ただし、家族(特に、配偶者)との記念日等は、当日設定では、時すでに遅し)。

次の長さ(半年や3ヶ月)は、奨学金返済の振込や、浄水器のカートリッジの取り換え等(笑)。毎月ならまだしも(それでも、忘れがちですが)、「3ヶ月に1回」というのはなかなか覚えられませんが、これも、一度登録してしまえば安心です(もちろん、カレンダに書いてもいいですが、ずーっと書き続けなければなりません)。

で、実際には、さらに短い一週間や毎日すべきコトの登録が一番多いのですが、モノによっては、1日の中でも何回もする作業(例えば、メールチェックとかクスリを飲むとか)等を登録しておきます(この際、上記のコンテキストで「時間」(何時から何時までの間)を設定しておくと便利です)。

というコトで、どのツールも素晴らしいのですが、自分にとっての条件として、自宅だけでなく、職場でも参照したり、十分に使えないと意味がないので、Webベースが必須となります(職場もMacならよいのですが)。
なので、非常に残念なのですが、結局、Omnifocusの利用は断念しました……

そういった意味で、今回紹介したツールは、ブラウザさえあればどこでも使えますし、また、モバイル用のアプリも用意されているトコロも、今どきの若人にとっては重要でしょう(いずれも、無料でほとんど問題ない部分までは使えます)。

まぁ、いろいろ試してみて身を持って感じるのは、結局、タスク管理自体ではなく、その実行が最も重要な目的であるコトを思えば、大切なのは、ツールではなく、自分自身というコトです。


……えっ?知ってました?

2014年11月23日日曜日

「目録系司書の仕事術」第2回 ボクがRSS登録して読んでいる図書館系ブログ10選

いつまで続くかの第2回目。

今回は、自分が日々、RSSリーダで図書館関係の情報を得ているサイトを紹介したいと思います。

1「TRC データ部ログ」
TRC データ部ログ

多くの公共図書館がMARCの作成を放棄している……じゃなかった、MARCの購入をしている現在、もしかして、日本中で最も目録のノウハウが集中しているのではないかと思うトコロのブログ。
もちろん、販促の面がないとは言えませんが、思わず「なるほど」と思うコトも多いです。

2「はてなブックマーク」
タグ「図書館」を検索 - はてなブックマーク

言わずとしれたはてブの中で、「図書館」のタグのついたモノを購読。
ただし、さすがに全部は読めない(し、効率が悪い)ので、5人以上のユーザがブックマークした記事に絞っています(アドレスの最後の"users=5"の数字部分を変えるコトで、そのユーザ数を増やしたり減らしたりするコトができます)。

3「カレントアウェアネス」
カレントアウェアネス-R | カレントアウェアネス・ポータル

カレントアウェアネス, カレントアウェアネス-E | カレントアウェアネス・ポータル

言わずと知れた超定番。
特に「R」の方は、創刊以来、日々、これだけのクオリティを保っておられるコトは、ただただ尊敬の念しかありませんが、さらに、現在の「中のヒト」の実情を知っていたりすると、その思いがさらに高まります……

4「図書館関係雑誌目次RSS集」
図書館関係雑誌目次RSS集 | カレントアウェアネス・ポータル

こちらもカレントアウェアネス内ですが、上記とは違って記事ではなく、図書館関係雑誌の記事単位のタイトルや著者等の情報がRSSで配信されているという夢のようなサービス。
実際には読まなくても(おいおい)、現在の図書館情報学界の最先端ではどのようなコトが話題になっているかを知るだけでも価値があると思います。

5 「情報の扉の、そのまた向こう」
実業史研究情報センター・ブログ 「情報の扉の、そのまた向こう」

以下はニュース系をいくつか。

こちらは日々、いくつかの分野に分けて図書館関係のニュース記事をまとめて配信してくださっています。
その網羅性や継続性に、いつも陰ながら畏敬と感謝の念を禁じえません。
一体、どうやったら、こういうコトができるのでしょう……?

6「SENTOKYO ブログ」
SENTOKYO ブログ

図書館関係のニュースは「5」でほとんど足りるのですが、念のため、こちらもチェック。

7「hon.jp」
hon.jp DayWatch

図書館や本にまつわるニュースの中でも、もう少し電子書籍Web寄りのニュースは、こちらと、

8「ITmedia eBook USER」
電子書籍/電子出版の今を知る、今が分かる - ITmedia eBook USER

こちらでチェックします。
いずれも、特に図書館だけを意識しているという訳ではないので、得てして業界感覚にドップリになりがちな中、新鮮な視点を得られます。

9「情報管理Web」
「情報管理Web」:JST(独立行政法人科学技術振興機構)の「学術情報流通」発信サイト

こちらはさらに一層専門的ですが、やはり、目は通しておきたいです(通すだけですが……)。

10「リブヨ・ブログ」
リブヨ・ブログ

最後に、まったく毛色の変わったサイトを。
長い間、コツコツと関西の図書館関係のイベント情報を発信し続けられています。
自他共に認める飽き性の根気なしである自分からすると、上記のサイトも含め、こういった活動をされている方たちには、心からアタマが下がります(?)。
実際には、諸般の事情でイベント自体には参加できませんが、突然、自分がこういった企画をする際にも、日々、目を通しておくだけで、とても役に立つと思います。

【番外編】
「図書館発、キュレーション行き」
図書館発、キュレーション行き

一時期、毎日、かなりの数の図書館系ブログをチェックしてた時期があるのですが、様々な理由で今はしていません(というか、飽き性の根気なし)。
そんな中、何かのきっかけでこちらのブログを知り、更新があるたびに読ませていただいています。
書かれている方は今は図書館勤務ではないようですが、こういう知識と論理にあふれている文章に、非常に弱いのです(憧れているので)。


今回も、いかがだったでしょうか?

ちなみに、肝心のRSSリーダですが、最初は「はてなRSS」(なつかしい……)を使っていたのですが、ほどなくサービス停止
次に、「GoogleReader」に乗り換えますが、こちらも、あえなくサービス停止
さらに、Livedoor Readerに換えますが、なんと、こちらも、やむなくサービス停止(その後、継続が発表)。

という訳で、よほど運がないのかもしれないのですが(というか、そもそも、今はRSSリーダのニーズがそれほどないんですね)、現在は、Feedlyというサービスを使っています。

日本語対応はしていませんが、ボクの英語力でもどうにか使えますし、単純にRSSを読む以上の難しいコトはしていないので、今のトコロ、こちらのフリィ版で十分です。

今度は長生きして欲しい……

2014年11月20日木曜日

「目録系司書の仕事術」第1回 ボクが仕事で使っているWebサイト10選

突然、始まった新連載
はたして、(いつものごとく)いつまで続くやら……

さて、昔の司書、中でも目録"家"(屋?師?者?つまり、カタロガ)には、何冊か必携の書がありましたが、最近は、Webサイトでもある程度まかなえるようになってきました。

そこで、以下では、自分自身が実際に日々の業務で使っているサイトの中から、便利に使わせていただいているモノをご紹介したいと思います。

【目録チェック系】
1「著者記号変換」
著者記号変換

いわずと知れた(?)超定番ツール。
自分が勤める館では「日本著者記号表」を使っているので、こちらを利用させてもらっています( → カッターサンボーン版)。

変換したい著者名を入力すれば記号化してくれるという、シンプルながら非常に強力なツール。ローマ字表記はもちろん、ひらがなでも変換可能です(自分は念のためローマ字を使っていますが)。

なお、デフォルトでは「oo/o/uuの自動削除」にチェックがかかっているので、たとえば、「inoue」さんの時等に、そのチェックを外すのをお忘れなく。

ところで、こちらは、あくまでも目録チェックのツールとして使わせてもらっています。
まずは、冊子の方でつけてもらわないと、クロスチェックになりません。

という訳で、いきなりこのツールを使って著者記号をつけているかどうかは、「teikoku」をお題に出すコトで確認できます(笑)。

2「NDC Suggest」
NDC Suggest (NDC9分類検索)

こちらは、NDCの確認ツール。
調べたい番号を入れると、アタマから絞っていってくれるので、非常に便利です。

もちろん、補助表は考慮されていませんし、構造的に調べたい時には向いていませんが、たとえばカウンタ等でも十分にチカラを発揮してくれる超便利なツールだと思います。

3「BSH Suggest」
BSH Suggest (BSH4キーワード検索)

同じくのBSH版
正直、上の2つに比べると使用頻度としては低いのですが、そのインターフェイスに驚かされます。

4「Web NDL Authorities」
Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)

上記のとおり、自分の館ではBSHを使っているので、件名の方はほとんど関係ないのですが、著者のヨミや別のカタチがある場合の参考に使わせていただいています。

5「日本十進分類表」
日本十進分類表

こちらはzuki_ebetsuさんが作られたツール。
こんなのを自作できるなんて、素晴らしいですよね……(羨望)

【参照MARC系】
自分の館でも御多分にもれず超大手民間MARCを購入していますが、もちろん、全てのMARCはまかなえません。
そこで、自館MARCを作る際の、あくまでも"参考に"(笑)させていただいているサイト群です。

6 国立国会図書館サーチ
国立国会図書館サーチ(NDL Search)

MARCがなければ、まずはここ。
こちらを見るだけでも十分に参考になりますが、国会図書館に所蔵がある書誌の場合、「国立国会図書館蔵書」のリンクを押して「NDL OPAC」の方にいき、「MARCタグ形式」を選択すると、ヨミ等のさらに詳しいデータを見るコトができます。

7 CiNii Books
CiNii Books - 大学図書館の本をさがす - 国立情報学研究所

国会サーチに所蔵がない場合は、こちらで大学図書館が所蔵する資料を確認します。
一応、所蔵館一覧でも各館がつけている分類番号は確認できますが、さらに、その横に表示される「OPAC」のボタンを押すと、さらに詳しいデータが分かります(ただし、グレーアウトしているOPACボタンについては、そのままでは検索できません)。

8 WorldCat
WorldCat.org:世界最大の図書館共同カタログ

幸い(?)、業務上で洋書を取り扱う機会は少ないのですし、大概は前出のCiiBooksで用は足りるのですが、それでも、どうしてもの場合に利用しています。
若干、「?」な部分はありつつも、日本語されているのもありがたい(あくまでも、超ドメスティック・カタロガ)。

9 京都府図書館総合目録
図書館横断検索

他のモノに比べると、かなりローカルなチョイスになってしまいますが、郷土資料のMARCを作る時等に参考にさせてもらいます。
まぁ、本来は、我が館(や、兄弟館)が真っ先にMARCを作り、市町村がダウンロードできる仕組みを作るべきなのですが……

【番外編】
10 Amazon
Amazon.co.jp | 通販 - ファッション、家電から食品まで【通常配送無料】

というわけで、最後にこちら。

残念ながら、現在の図書館の一般的なOPACでは、似たような言葉ではもちろん、たった一文字でも入力を間違うと、ちゃんと検索してくれません(「安倍公房」ではヒットしないのです)。
そこで、いわゆる「次世代OPAC」になるまでの間は、こちらで代用させてもらってます。
というか、本の情報である「書誌」と、その本がある「場所」を示すことが図書目録の必須条件であるならば、もしかして、今や、こちらが世界最大級の図書目録かも……


いかがだったでしょうか?

実は、ここに挙げた以上に使用頻度が高いサイトもあるのですが、ログインが必要だったり、ホントに自分の館にしか関係なかったりしたモノは除きました。

もちろん、これ以外にも便利なサイトはたくさんあると思いますので、「コメント欄」等で教えていただけると嬉しいです!

2014年11月18日火曜日

論文や本を世に出す方法

フと、仕事上で気付いた点等をまとめて論文を書いた場合、それを発表する場所ってあるのかな?と考えてみました。

今、自分が働いている館では、恥ずかしながら館報や、ましてや、紀要も出していませんし、一般の図書館系の雑誌に載せる場合は、たいてい、その会員になる必要があります(まぁ、なればいいのですが)。

と、思っていたら、見つけました。

資料組織化研究-e


個人的には、まさに、ピッタリの分野。

こちらの投稿のお誘いを見る限り、誰でも2回までは、無料で投稿できるようです。

さらに、図書館の話題もよくとりあげられているマガジン航さんも、投稿を募集されています。
こちらは、なんと、逆に(?)原稿料まで出るとのコト。

で、ここまででも十分至難の業ですが、それがさらに進み、書籍にしたいと思った場合。

こちらは、かなり前になりますが、旧の職場でお世話になった方のFacebookで、以下のページを教えていただきました。

「学術書の刊行の仕方」について


商業出版には、何かといろんな要素があると思いますが、こと、学術分野にいたっては、勉強努力センスさえあれば、発表の場はちゃんとある訳です。

……そして、本誌でも(笑)。