2020年2月4日火曜日

「読書」は必要か 続き

引き続き、この話題。
 
まずは、こちらから。
 
学研教育総合研究所「小学生の日常生活・学習に関する調査」
 
読書量/月
 
 
こちらの調査によると、小学生が1ヶ月に読む本の平均冊数は3.1冊。
これは、30年前平均9.1冊約3分の1になっているとのことです。
 
一方、こちら。
 
「テレビを観る時間/日」
 
 
同様にテレビの視聴時間を見ると、1日平均1時間15分、こちらも、30年前に比べて、50分も短くなっているそうです。
 
前回、テレビも読書と同様に、インターネットゲーム含む)との可処分時間の奪い合いに負けたのではないかと予想しましたが、そのとおりのようです。
 
なんというのか、相対的に読書楽しさ重要度必要性が下がっているんですね。
 
なんとなく、それじゃマズいと思いがちですが、ただ、そのテレビが社会に浸透し出した当時も、やはり、今と同様、受動的なメディアの普及により「一億総白痴化」すると言われましたが、そこからも、それなりに社会は発展してきたように思います。
 
 では、本当に「読書」は必要なのでしょうか?

2020年2月3日月曜日

「本離れ」の原因は何か

「2019年の出版市場を発表
紙+電子は0.2%増の1兆5,432億円のプラス成長。紙が4.3%減、電子が23.9%増」

https://www.ajpea.or.jp/information/20200124/index.html

「「若者の本離れ」を嘆く出版業界の大きな間違い」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59093

前回に引き続き。

上の記事によると、前回の内容を裏付けるように、特に「紙の本離れ」が数字からも分かりますが、下の記事では、その原因を、国民の「購買力の低下」に求めている点が、おもしろい点かと思います。
 
ただ、人々の読書欲は以前のままで、本の購入に回せるお金が少なくなった事だけが本離れの原因であれば、勢い、図書館の利用が増えそうですが、そう単純でもありません。

「「日本の図書館統計」2018 公共図書館 経年変化」
http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A/toukei/%E5%85%AC%E5%85%B1%E7%B5%8C%E5%B9%B42018.pdf

やはり、主にインターネット利用との可処分時間の奪い合いに負けたと見るのが穏当ではないでしょうか。

しかしそれは、なにも本だけでなく、新聞テレビも同様です。

目的が娯楽であれば、かける労力と得られる楽しさ効率のより良い方に需要が向かうのは必定ですよね……
(結局、同じ結論(笑))