2015年7月31日金曜日

「利用者の時間を節約せよ」

図書館員なら誰でも知っている(はず)のS.R.ランガナタン「図書館学の5法則」("Five Laws of Library Science")ですが、その中の第4法則は、
「読者の時間を節約せよ。」
(Save the time of the reader.)
となっています。

現在では、「読者」の部分は、もう少し広く「利用者」とした方がよいかもしれませんが、それはともかく、図書館を利用するヒトを待たせることなく、可能な限りその時間を節約し、その方が求められる本や情報を素早く提供するコトが我々の使命であるコトは、改めて言うまでもありません。

ただ、いくらそう思っていても、図書館業務の中には、たとえば、レファレンスのように、処理までにどうしても一定の時間がかかってしまうモノがあるのも事実ですが、同時に、事前に準備しておけば、確実に利用者の時間を短縮できる事柄もあります。

もはや、業務上、PCを使わない図書館は考えられない以上、タイピングの習熟や、メインの図書館システムをはじめとした、各種のアプリケーションソフトの操作方法(仕組みではなく、あくまでも操作方法)に精通しておくことです。

たとえば、カウンタでの代行検索の際、ブラインドタッチができれば、利用者とコミュニケーションをとりながら進められますし、図書館カードの登録の際等、ソフトのショートカットが駆使できれば、確実に、終了までの時間を短縮するコトができます。

1回ずつは、とるに足らない非常にわずかな時間かもしれませんが、それが積もれば、決してバカにできない時間の節約になります。
そして、ありがたいコトに、PC関係の技術は、「経験」が必要なレファレンス技術に比べ、その気さえあれば、比較的短時間で、簡単に、確実に修得できます。

……とここまで書いて、改めて調べてみると、2014年6月OCLC Researchが発表した「図書館学の5法則」の新解釈“Reordering Ranganathan: Shifting User Behaviors, Shifting Priorities”)の中で、上記の第4原則は、最も根本的な第1原則格上げされ、まさしく(?)、
Embed library systems and services into users' existing workflows.
(図書館システムとサービスを利用者の実際の情報行動に組み込め)
と再定義されています。

いずれにしても、大切なのは、「さらに利用者の時間を節約できないか」と自らに問い続けるコトだと思います。

そうすれば、自ずと、もっと素敵なアイディアも浮かんでくるはずです。

E1611 - 時代は変わり順序も変わる:『図書館学の五法則』再解釈の試み | カレントアウェアネス・ポータル

2015年7月28日火曜日

両手で提供する

少し前までは、圧倒的に「「暮らしの手帖」編集長」と紹介されていましたが(実際、お辞めになった)、今や、すっかり「おしゃれ/センス評論家」(?)となった松浦弥太郎さん

その松浦さんの著作に、100の基本という本があります。

これは、文字通り、氏が個人的に守っている「100の基本(ルール)と、同じく、氏が経営されているCOW BOOKSという書店で共有されている100のルール(と、最後に、自分の100の基本を書き込むページ)で構成されているのですが、その中に、
買っていただいた商品は
両手でお渡しする。
というモノがありました。

これを読み、「あぁ、なるほど」と思ったので、それ以降、カウンタでの利用者との貸出カードのやりとりを両手でするようになったトコロ、なんか、グっと丁寧感が増したように思います(当社比)。

また、中には、こちらが両手でお渡しすると、両手で受け取ってくださる方もいます(圧倒的に、女性が多い)。

この本には、他にも、
本を宝石のように大切に扱う。
置き方、さわり方、持ち方を
ていねいに。
一日に一度、
並んでいる本を必ずさわる。
本が傷むようなこと、
本が傷むディスプレイはしない。
といった、本屋さんならではの(それゆえ、我々にも大いに応用可能な)「基本」もありますが(中には、「書き込みのある本、べたべたした本、煙草の臭いのある本は決して売らない。」という、耳の痛い項目も……)、さらに、
来店されたお客様に自分が
何を与えられるかをいつも考える。
もっとよくなるには
どうしたらよいかと
考える、工夫する、実行する。
自分ではなく、自分以外の人が
どうしたら喜んでくれるかを
いつも考える。
といった、働き方(もしかして、生き方?)全般に関する「基本」も紹介されています。

まぁ、いずれも、ヒトによっては、「え?今さら?」と思われるかもしれませんが(だから、「基本」なのかも(笑))、個人的には非常に勉強になりました。

そして、大切なのは、言うまでもなく、「自分自身の基本」を持つコトですね。

2015年7月27日月曜日

MALUI連携、その前に

数年前から、図書館界周辺では、「MLA連携」というコトが言われています。

これは、類縁機関である、「M」(Museum:美術館)、「L」(Library:図書館)、「A」(Archives:文書館)の連携を図っていこうという考え方で、これに、「K」(Kominkan(← 適切な英訳がないらしい):公民館)を足して、「MLAK連携」と言われたり、さらに拡張して、「U」(University:大学)、「I」(Industry:産業・企業)を加えて、「MALUI(マルイ)連携」が言われるコトもあります。

少し前(6月初旬)になりますが、近畿のMALUI連携の一環として、近畿地区MALUIが主催する名刺交換会に今回初めて参加させていただき、本当に有意義な時間を過ごさせていただきました。
(幹事のみなさま(ほとんど、知人(笑))、本当にありがとうございました!

で、こういった取り組みにはとても価値を感じますし、他の取り組み等ももちろんリスペクトしていますが、ただ、図書館の人間としては、このような、ある意味、他業種(?)との「横」のつながりも重要ですが、それと同時に、「本」でつながる「縦」(といっては不適切かもしれませんが)の連携や協力が必要なのではないかと、かねてから思っていました。

つまり、古書店、図書館、そして、書店

その名も、「こ と しょ連携」!

……まぁ、ゴロはともかく(笑)、これらを、さらに、「本を売る・売らない(貸す)」「新刊本を扱う・古書を扱う」というマトリクスで分けて整理した場合、「新刊本/売らない」のエリアで何かないかなぁと考えたトコロ、今や、純粋な貸本屋さんは見かけませんが、集客に本を利用しているという点では、「ブックカフェ」がそれにあたるのではないかと思いつきました。

さらに、もっと根本的に、こういった、いわば、出来上がった本を利用者・顧客にサーヴするプレイヤだけでなく、本そのモノをクリエイトする主体、つまり、出版社さんも一緒に何かできれば……

「こ と しょ ぶ しゅ連携」(壊滅的)

……それはさておき、京都には全国的に有名な書店や古書店はもちろん、最近、素敵なブックカフェも増えていますし、ユニークな出版社さんもたくさんあります。

立場は違えど、「本」を愛するみなさんが集まれる場があれば、何かが生まれるんじゃないかと思ったり。

で、思い出しましたが、「書店」というのは、あくまでも本を売る店舗のコトだけど、「本屋」というのは、本を愛し、それを糧にして生きている個人の、ある意味、「生き様」のコトだという趣旨の文を読みました(いつものごとく、出典を失念してしまって、すいません)。

そういう意味では、奇妙なゴロ合わせなんか必要なく、単純に、

「HONYA連携」

でいいのかもしれません。

とにかく、いろんな意味で本をとりまく環境が、とかく厳しいと言われる昨今、限られたパイ(と勝手に思いこんでいるだけかも)を、お互いが血眼になって必死に奪い合うより、みんなで協力して、パイ自体を大きくしていければよいのではないかと愚考したりいたします。

……という訳で、電子書籍さんは、どうしましょう?(笑)

【参考】
青森県八戸市が直営施設「八戸ブックセンター」開設へ 民間の書店や市立図書館との関係は?

そんなに荒唐無稽なハナシでもないという、心強い先例。

2015年7月26日日曜日

夏の1日

SNSを見ていると、みなさん、お子さんと一緒に素敵なトコロにお出かけされ、非常に夏休み然とした夏休みを過ごされていますが、我が家の場合、今日はちょっと予定もあり、とりあえず、家の前で水遊びをしたのですが……

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大満足(笑)。

まぁ、さすがにそれだけではアレなので、お昼は、セミプロであるヨメの手によるたこ焼きパーティ

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我が家の定番であるタコウィンナ+コーンサツマイモ、オトナはキムチ等があったのですが、今日は、買い物当番だったボクの思いつきで組み込まれたハンペンヒットでした。

その後も、あまりにも外が熱すぎ(緑のカーテンも、カーテンになる前に燃焼しています……)、家族全員で、なぜかドラえもん(しかも、映画じゃなく、ウィークリィのヤツ(笑))を見るなどしてウチでゆっくり過ごしたのですが、まぁ、それはそれで個人的には充分楽しかったです。

とはいえ、例年もそうなのですが、今年は特にボクの仕事の関係で、なかなか家族全員で夏休みらしい夏休みをしてあげられそうにありません。

せめて、今は我が家にない、かき氷花火くらいは準備して……

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ムスコ「祇園祭」

保育所で予定されていた後祭の見学も雨で中止になったのに、なぜか、親以上に詳しい(笑)。

図書館未設置市町村

珍しく(というか、10年以上ブログを書いていて初めて(笑))、5つ以上のはてブがついた前回の続き。

当館のサービス計画について、引き続き館内議論が続いているのですが、その中で、久しぶりに「図書館未設置市町村(便宜的に、市も入れています)の解消」というコトバを聞きました。

ボクが就職した当時(1990年代後期)には、盛んにこのコトバを耳にしたのですが、最近は、当時に比べると、あまり聞かれなくなったように思います。

それは、「市町村合併」で、見かけ上の設置率が上がったとか、長引く不況で、自治体のリソースの配分先として、さらに図書館の優先度が下がったとか、いろいろ要因はあると思います。

しかし、それと同時に、約15年前の新館の建設と同時に整備された、ソフト及びハード両面からの相互貸借システムによる市町村間の相互協力(と、以前からある、いわゆる府県立図書の協力貸出)で、ある程度の(あくまでも、当時に比べてですが)資料要求の充足が達成されたコトもあるかもしれません。

それはそれで、当初の目的どおりの成果がを見せたという点で、非常に喜ばしいコトです。

ただ、当時からも同時に聞かれるのが、

「市町村同士の相互協力や府県立からの支援が行われすぎると、未設置市町村の当局サイドで、『本が足りてるなら、いいじゃないか』となり、いつまでたっても図書館関係の予算がつかず、当市町村が自立ができない(つまり、あまり支援をするべきではない)」

という意見。

う〜む……

確かに、そのメカニズム自体は、そのとおりだと思います。

ただ、図書館の本来の目的が、利用者の求める本(情報)を、可能な限り迅速に提供するコトだと考えると、どうでしょう?

もちろん、できないのならば仕方ないですが、その余地があるにもかかわらず(言うまでもなく、その背景には、他の市町村の多大な協力と使命感がありますが)、達成の可否がハッキリしないコトのために、結果として、現在の利用者の要求にある種の制限を加えるコトは、正しいコトなのでしょうか?

未設置市町村の利用者としては、手元に届く本に貼られているバーコードが、一体、どこの自治体のモノかまでは、あまり気にされていないと思います。

大切なのは、読みたい本(必要な情報)が、入手できるコト。

とすれば、それらの市町村に住む利用者の不便さを少しでも緩和するために、さらに支援を強化するという方向もあるのではないでしょうか?

……ただ、近くに図書館がない場合、すぐに読みたい本が読めない等、分かりやすい不便さはもちろん、図書館でないと提供できないサービスがあるのも事実です(たとえば、国会図書館関係)。

なので、現在の利用者には充分な資料提供の支援をしつつ、一方で、それとは別に、当該市町村に図書館建設を進めるように働きかけるというのが、理想的なのでしょう。

ただ、ここで難しいのが、前回にも書いたように、最も大切な当事者が特に求めていないモノを、ある種、こちらから押し付けても意味がないというコト。

そういった意味で、なによりも、図書館建設の原資を払う利用者の強い要望ありきなのですが、充分な図書館サービスがあった土地から移ってきた住民なら、

「ここの図書館サービスがは不十分だ。もっと充実させろ!」

と言うコトが可能でも(実際、そんなハナシがあるやにも聞きます)、ずっと未設置市町村に住んでいて、「図書館」というモノを体験したコトがなければ、そもそも欲しい施設のイメージもできず、求めるような声もあげられません。

どうしたらよいのでしょう……?

全く、ハナシの行き先にアテはありませんが(笑)、続きます。

2015年7月25日土曜日

動物✕図書館✕カフェ

今日の午前は諸事情が重なり、ムスメと2人だったので、いつものごとく(笑)京都市動物園に行ってきました。

近くにありながら、暑さに負けてなかなか訪問できなかった図書館カフェに漸く行ったのですが……

これが、とんでもなくスゴい!!

こじんまりしていながらも、新しくてキレイな図書館というだけでもテンションMAXなのに、そこにあるのが、全て動物関係の本。

またもや、「大好物✕大好物」「コロッケカレー」状態(笑)。

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さらに、動物園というコトで、施設のあちこちに、かつて飼育されていた動物たちの剥製が飾られています。

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さらに、上に上がると、こん大モノも(笑)。

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施設の外にでると、リラックスイス(名称不明)があり、ちょっとしたリゾート気分

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そして、サイドテーブルには、ドリンクが(笑)。

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なんと、ここまでが無料エリア

また、施設の1Fにはカフェがあり、2Fには午後9時30分まで開いているレストランもできました(お土産屋さんも無料で入れます)。

有料エリアに入ると、さらに本格的(?)な剥製を見るコトができますが、ここまででも十分楽しめると思います。

で、肝心の動物園ですが(笑)、全面オープンした「ゾウの森」もやっと見るコトができ、ムスメと共に大興奮

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まだ、小僧(子ゾウ)とはいえ、ゾウが4頭、自由に遊んでいる姿は大迫力ですし(美都は、奥の建物内にいました)、むしろ、このコ達がオトナになったらどうなるんだろうと、早くもシンパイになりました(笑)。

園内は、思いの外、工事中のエリアが多くて少し不便なのですが(言うまでもなく、こんな天候の中、お仕事されているみなさんにはアタマが下がります)、これからさらに動物園が素敵になると思うと、ワクワクして、仕方ありません。

そして、自分の仕事を振り返り、園内の各所に観られる工夫に、とてもいい刺激を受けました。

みなさんもぜひ一度!

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……無言で語らうヒト達(笑)。

2015年7月22日水曜日

我が家のリビングにて

食事中。

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打ち合わせ中。

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子ども達がいるので、このようなおもちゃがあるコト自体は珍しくないと思いますが、問題(?)なのは、これらをやっているのが、子ども達ではないトコロ。

こちらも。

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「あ~おちつくぜ~」

我が家のトマトラーメン

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ホンのたまに回ってくる休日のランチ当番

子ども達に、

「何が食べたい?」

と聞くと、一体、誰に似たのか、ムスコは、常に、

ラーメン!

と、即答します。
(ちなみに、誰に似たのか、夕飯を聞くと、「カレーっ!」)

しかし、一方のムスメは、これまた常に、

「ラーメン、いや〜」

と、意見の一致をみません。

そこで、

「じゃぁ、トマトラーメンは?」

と聞くと、なぜか、全く本質的な代替案ではないのに、

「それなら、いい〜っ!」

と、お許しが出ます(笑)。

で、この、「トマトラーメン」。

もはやありモノのように言ってますが、まだまだ認知度が低いと思います。

独身時代、現在は北野白梅町の方に移転された「麻阿悟」さんというラーメン屋さんが近所にあり、そこのトマトラーメンを目当てに、ほぼ、週に一回は通い(笑)、そのうち、自宅でも模倣するようになりました。
(もちろん、クオリティは遠く及びませんが……)

と言っても、ボク版の作り方は、いたって簡単。

(各種のミンチでもいいですが、豚コマを使うと、若干、まあご風になるかもしれません)と野菜(ウチではタマネギニンジンピーマンあたりが定番ですが、セロリを入れると、グっとまあご風になります(やったコトないけど))を炒め、最終的なスープの量になるように、缶詰カットトマトを入れます(たとえば、2人前で1000ccのスープにする場合、400gの缶詰に600ccの水を入れる感じ)。

で、最後に、別に茹でておいたを入れるだけ。

この場合、インスタントラーメンを使えば、最初から入っているスープの素を、最後にトマトスープに入れればいいのですが(醤油味噌、どちらでもOK)、我が家は乳製品がNGなので(実は、大抵のインスタントラーメンに入っています)、なんらかのだしの素和風でもコンソメでも可)をスープに入れ、麺は、今回はフレスコで買ってきた「中華めん」を使いました。

肝心の子どもたちの反応は、まぁ、いたって普通なのですが(笑)、実は、作った本人が一番喜んでいます。

また、ラーメンの代わりにごはんを入れるコトもあります。
(我が家では、「オレンジご飯」と言っています)

こちらは、ムスメが積極的にオーダ。

……で、結局、あんまり食べないんだけど(笑)。

2015年7月21日火曜日

「じゅげむ、じゅげむ……」

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なぜか、保育所で覚えてきて、母親ネットからプリントアウトしてもらったモノを壁に貼り、いつの間にか完全に覚えてしまった我がムスコ

そして、それを聞いていただけで完コピしてしまった我がムスメ

文化の継承、ここにあり(笑)。

ピアノ、登場!

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昨日、仕事から帰ると、我が家にピアノが来ていました(さすがに、電気で動くヤツですが)。

学校の教材を除くと、自分の場合、最初に買ってもらった楽器は、中学の時のテナー・サックスだと思います。

6歳の時って、何してたかな……
ベビーブーム世代保育所に入れなかったため、多分、母親昼ドラを見てた)

2015年7月19日日曜日

夏祭り

昨日は、子ども達が通う保育所夏祭り

ボクは午前中から準備に行っていたのですが、外での作業開示時点で、前日からの大雨も突然やみ、夕方の本番には、太陽ものぞくまでに天候も回復。

お祭りは、ムスコが所属する「年長組」による子ども神輿で開幕。

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ムスコを含め、みんな実に楽しそうにやっていてとてもよかったのですが、カトリック系の保育所なので、ちょっと引いて見ると、教会の前でお神輿が乱舞するという、実にシュールな絵面に。

さらに、ムスメは、お神輿の、

"ピッピ"(笛の合図)"ワッショイ!""ピッピ""ワッショイ!"」

という兄達の掛け声が気に入り、そのあと、ところかまわず突然大きな声で叫びだすので、若干、困りました……

そのあとは、ムスコも持参した甚平に着替え、先生と父兄が準備したゲームコーナを満喫し、ごはんを食べ、途中、ボクもスーパボールすくいの当番で抜けたモノの、最後は、みんなで恒例の盆踊り(といいつつ、ほぼ、現代的なダンスでしたが)で終了。

そして、最後の先生のご挨拶で、

「今年で、保育所の夏祭りは最後になります」

という、実にショッキングな発表で(事前に知らされてはいましたが)、お祭りは無事(か?)、閉幕しました。

2人にとって早くも3回目、そして、最後となってしまった保育所の夏祭り。

先生や父兄への負担が大きいのは事実なので、ザンネンではありますが、仕方ありません。

ただ、間違いなく、昨日を含め、これまでのお祭りの思い出は、ずっと2人の中に残ると思います。

「ワッショイ!」

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2015年7月18日土曜日

我が家のゴーヤさん

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数年ぶりに復活した、我が家の緑のカーテン
台風もなんのその、早くも、結実していて、ビックリ。

今年は、子ども達が、毎日ちゃんと水やりをしてくれているので(ムスメはサボり気味(笑))、喜びもひとしおでしょう。

……そして、裏庭では、さらにアボカドが巨大化……

2015年7月14日火曜日

私的「府県立図書館論」序説

行う必要のな仕事を見つけ、捨てなければならない。ドラッカーは、すべての仕事について、何もしなかったならば何が起こるかを考えればよいという。何も起こらないのならば、その仕事はただちにやめる。

ドラッカー時代を超える言葉上田 惇生/著
昨年、見直すべき施設に分類されたコトを受け、2015年6月19日(金)に、府立図書館サービスの充実に向けた検討会議が開催されました。

それと並行して、今後の府立図書館のあり方について、館内でも議論が進んでいるのですが、個人的にも勉強しようと、今更ながら(本当に、今更ですが……)、いわゆる「都道府県立図書館(以下、府県立図書館)論」に関する論文をいくつか読んでいます。

それらは、ごく大雑把にいうと、域内の市町村立図書館等の支援に重きをおく見解(仮に、「間接サービス論」とします)と、それらの図書館では担いきれない、より高度(?)な資料提供をすべきだという見解(仮に、「直接サービス論」とします)の、大きく分けて二つの方向があるように思います。

まだ、市町村立図書館等が少なかった時代は、府県立図書館が域内に自らの分館を適切に配置し、それらを通じて域内全体にくまなく図書館サービスを提供するという、いわば、「間接直接サービス」(?)というハッキリした役割があったと思うのですが、まだまだ完全とは言えないまでも、それなりに市町村立の読書施設が整備されてきた現在、その役目もほぼ終焉を迎えているように思います。

そこで、今後の府県立図書館の役割についての議論になる訳ですが、上記に挙げたような論文は、いずれも、しっかりとしたデータに基づいて、それぞれの根拠が示されているのですが、個人的に思うのは、そもそも、「府県立図書館ありき」で、その役割や今後の方向性を考えていくのは、ちょっと違うんじゃないかなというコトです。

つまり、冒頭の引用にもあるように、もし、今、仮に府県立図書館がなくなったとして、もう一度、みなさんに作ろうと思ってもらえるだろうか?というトコロから議論を始めるべきではないかと思うのです。

かつて、京都府立植物園名誉園長である松谷茂さんは、

「植物園は、葉っぱの1枚までも税金で賄われている」

という趣旨の発言をされていますが、それに併せていえば、図書館の全ての本の1ページも、すべて税金で賄われている訳です。

そうであれば、もし、「利用者」(納税者)が既にその施設を不要と思っているならば、その存続を前提に役割を考えるのは、言うまもなく本末転倒です。

なので、「0ベース思考」(← よく知らない)で考えるべきだと思いますし、加藤和英さん「県立図書館不要論」必要論は、そのとおりだと思います。

まずは、市町村の図書館等の職員さんに、「府県立図書館があってよかったわ」「やっぱり、なくちゃ困るな」と思ってもらえる役割があるのか、そして、来館することのできない遠隔地の利用者にも、「私たちの図書館」と思ってもらえる機能があるのか。

今はまだ、「コレだ!」という理論を構築するには程遠い段階です。

ただ、なんとなく、現在のIT環境を駆使すれば、以前ならその前提であった時空間の制約を捨象し、「直接、来館できない利用者に対する直接サービス」を考えることも、十分可能のような気がするのですが……
(スグに思いつくモノでは、「電子書籍サービス」とか)

今後、この場を通じて、いろいろ考えていきたいと思っています。

2015年7月12日日曜日

ムスコ、デビュー!

昨日は、ムスコピアノ発表会
今年の2月から始めたので、彼にとっての初ステージでした。

それにしても、まさかこの自分が、子どものピアノ発表会に参加する日が来るとは……

演奏した曲は、全部で4曲
なぜか(笑)ヨメとの連弾や、教室のお友達(ほとんど面識なし)との合奏もありました。

で、肝心の演奏ですが、初めてのステージでありながら、失敗しても動揺せず、最後まで堂々と弾ききった姿に、正直、感動してしまいました。

ムスコは、教室の中でもは一番短い方なのですが、ベテランのお姉ちゃん達が割りと間違えたりつまったりしている中、最低限のミスで乗り切り、さらに、彼の父親が最も不得意とする暗譜で飛ぶコトなく演奏できたのも、5月くらいから、毎日欠かさず、夕食後に少しずつ練習してきた成果だと思います。

これまた、彼の父親が最も不得意とする、イチロー選手が言うトコロの「練習は裏切らない」というコトバの意味を、ムスコの姿から学ばせてもらった次第です。

会場には、わざわざ神戸からお義父さんお義母さんが来てくださっただけでなく、これまたなぜか(笑)楽団員2人、駆けつけてくれました。

楽団員のみんなには、ムスコが生まれた時のお祝いバンボをもらったのですが、そんな彼が、昨日は母親と人前で連弾をこなす訳です。

なんというか……

とにかく、無事(?)ミュージシャンとしての第一歩を踏み出したムスコ。

サッカーは、ムスメに託しましょう(笑)。

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2015年7月2日木曜日

誕生日、そして、七夕

昨日ですが、今年も無事、誕生日を迎えるコトができました。

そして、今年も、たくさんの方からお祝いのメールをいただきました。

とても嬉しいです。
ありがとうございました!

家族には、朝食時にみんなで「ハッピバースデー」を歌ってもらい、ヨメには、いつものように、素敵なシャツをもらいました。

……残りの2人は、若干、忘れていた形跡が……

さて、7月に入り、保育所では、七夕の飾り付けが始まっていました。

まずは、ムスコの願いゴト。

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そして、ムスメ

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「だいくさん」と、「パンやさん」

どちらも、大賛成(笑)。

ところで、ムスメが作った飾り付けが、笹の非常に高いトコロに取り付けてあったので、

「どうやって、あんな高いトコロにつけられたん?」

と聞くと、

「あんな、ささ、コケさせてん!

とのコト。

見事な回答。

そして、見事な関西弁(笑)。

どうぞ、みんなの夢がかないますように!

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