2019年1月13日日曜日

『日本目録規則 2018年版』PDF版公開!

日本目録規則2018年版



2019年1月7日、日本図書館協会Webサイト目録委員会のページで、日本目録規則 2018年版』PDF版が公開されました。

これで、もう、「持っていない」という言い訳ができなくなりました。
(なんの言い訳?)

また、関連情報のぺージはこちら。

日本目録規則(NCR)2018年版関連情報



いずれにしても、ありがたいコトです。


2019年1月4日金曜日

【NCR 2018】「目録委員会報告」

今回の日本目録規則(NCR2018)は、まず冒頭に、第31期(2007)から2018年度までの(JLA)目録委員会活動報告が掲載されています。

この中には、自分も参加した会合(2010年の全国図書館大会(奈良大会))等もあったりして、本当に長い間、委員、その他のみなさんが大変な苦労をして今回のNCRが完成したコトが分かります。

で、そこに書かれているように、NCR2018は、検討の当初から、1998年に公表されたFRBRや、それを基盤とした2010年RDA(昔でいう英米目録規則)への対応が明言され、それらの作業に多くの労力がさかれてきました。

しかし、上記のようにNCR2018の完成までに時間がかかっている間に、FRBRのファミリィであるFRAD(2009)やFRSAD(2011)が公表され、さらには、その3つをまとめる概念モデルであるIFLA-LRM(当初の名称は、FRBR-LRM。LRMはLibrary Reference Modelの略)が2017年に公表されました。そして、この統合により、それ以前のモデルにかなりの(小さくない)変更が加えられています。

つまり、せっかくFRBR(及びFRAD、FRSAD)を基盤にNCRを作ってきたのに、完成してみたら、それらが(結構違う)次のバージョンになってしまっていたという訳です。しかも、NCR2018が相互運用性の担保を掲げていたRDAの方は、すでにIFLA-LRMに対応を始めていという……

もちろん、このことは、活動報告の最後にも言及されていますが、せっかくNCR2018が苦労の末、完成したのに、どうなるのでしょう?
といったあたりに問題意識を持ちつつ、さらに読み進んで行きたいと思います。

なお、IFLA-LRMについては、参考文献も含め、和中先生によるこのページを、さらに、慶應義塾大学木村麻衣子先生によるスライド(こちらこちら)が非常に勉強になります!

【蛇足】
この活動報告の中で言及されている資料には、Webで公開されているモノも多いので、URLも一緒に掲載しておいていただければ、ただでさえ、分かりにくいと評判(?)の今回のNCRについて、後学のためによかったと思うのですが……


2019年1月1日火曜日

日本目録規則 2018年版刊行!

f:id:shimany:20190101213232j:plain



昨年の12月27日に発売を知り、早速日図協のサイトから申し込むと、なんと、29日には届きました。

正直、年を越すと思っていたので、嬉しい予想外でした(ただ、メールフォームから申し込んだのにも関わらず、郵便の宛名振込用紙手書きだったコトも、かなりの予想外でしたが(笑))。

個人的には、図書館にとって、日本目録規則(NCR)は非常に重要だと思ってるのですが、おそらく、ボク以外に、職場でこの新版の発行に興味があるヒトは(念のためにつけますが)おそらくほぼいないと思いますし、ましてや、個人で購入するヒトは……

という訳で、今年は、ボチボチ一人勉強会をして行こうかと思っています。
なんらかの成果がここに掲載できればいいのですが。

……というか、何年主張しても、目録の担当にはしてもらえないんですけどね……(嘆息)


あけましておめでとうございます!

UNADJUSTEDNONRAW thumb 4bd4
(実家の恒例行事「初日の出見学」にて)

この年末年始は、少し事情があり(と言っても、ご心配なく(笑))、結婚してから初めて一人で実家に帰省していました。

お陰で無事、用件も済みましたし、何人かの友人にも会えました(中には、約20年ぶりの友人も!)。
みんな突然(しかも、大晦日!)に声をかけたのにもかかわらず、本当に嬉しかったです。

実家の家族、そして、友人達のお陰で、最高の年末年始を迎えるコトができました。

昨年は、仕事はともかく(おいおい)、9月家族プロジェクトが最も大きな出来事だったと思います。

今年は、確実に元号も変わりますし、なんと、(かぞえで)5○歳(伏せてる意味なし(笑))になります。
仕事はともかく(おいおい)、個人のクリエイション研究活動にさらにチカラを入れたいと思っています(毎年ですが)。

それでは改めまして、本年も家族ともども、どうぞよろしくお願いいたします!

【追伸】
昨年、あだち充本を読んで、本当に遅まきながら、ファンの間では『ラフ』最高傑作と言われていると知りました。

あだち作品はみんな好きですが、その中で『ラフ』は、個人的には連載当時から、どうももうひとつだったので、実家にいる間のスキマ時間を利用し、改めて通読してみたのですが……

号泣(笑)。

当時、なんかいろいろと引っかかっていた部分も、今だとそんなに気にならず、逆に、当時は何とも思わなかったシーンストーリィに、文字どおり涙しました(単に、歳をとっただけ?)。

本当に今さらですが、あだち充先生は天才ですね。

自分の中では、常に『陽あたり良好!』マイ・ベストだったのですが(聞かれてない(笑))、並んで大好きな作品になりました。

それにしても、切ない

それにしても、5○歳の元旦として、いかがか(笑)。