現在の自宅を購入する際、なにぶん、2人とも初めての経験だったので、勝手も分からず、どういう基準で選んだらよいのか、全く雰囲気がつかめなかった。
そんな中、自分が出した唯一の条件が、「トイレが2つあること」(子供の頃の毎朝のトイレ争奪戦が、今でもトラウマになっているらしい)、そして、ヨメが出した条件が、「庭でバーベキューができること」だった。
幸い、数軒回った中で、土地の形が変だったこともあり、ちょっとした、しかし、バーベキューをやるには十分な広さがある裏庭付きの物件を見つけ、他の条件もまずまずだったため、最終的にその家にするコトにした。
で、その家に実際に住んでから5年以上が経つ訳だが、それだけ楽しみにしていたベーベキューにもかかわらず、結局、今のトコロ、はっきり思い出せるくらいの回数しかしていない。
というのも、我が家的には全く何の問題もないのだが、やはり、京都の住宅密集地にあるため、周りのおウチに煙が行くことが気になって仕方がない。
幸い、というか、本当にありがたいコトに、周りのおウチは、みなさん寛大な方ばかりなので、その数回にしても、少なくとも、直接にはお叱りを受けるコトはなかったのだが、ただ、それに甘えていては、いつ、それが原因で、そんな大切な関係が壊れてしまうかもしれない。
というような懸念もあり、なんとなく裏庭ベーベを自粛する日々が続いているのだが、そんな中、家族で近所を散歩している時等に、フと、屋上があるおウチを見ると、
「あぁ、屋上だったら、もしかしたら、ベーベキューも思い切りできるのかもしれないな……」
と思ってしまうのだが、それももう後の祭り。
今度家を買う時は、ちゃんとそこらへんも考えて、選ぶなり、設計するしかないなぁ……て、まずは今の家のローンがいつまでだよ!!
……と、自らに寂しくツッコんでいたトコロ、最近、全く違う文脈で読んでいた『起業のリアル』という本で、偶然、こんな会社を知った。
木造住宅で屋根と同等価格の屋上庭園|プラスワンリビング
木造建築の住宅に、後付けで屋上を設置している会社のようなのだが、何がイノベーションて(自分で言ってはる)、通常、500万円はかかる設置費用が、なんと、100万円を切る価格で提供されているというトコロ。
もちろん、オプションやなんやかんやで最終的にはそれ以上にはなるだろうし、100万円だって、決して安い金額ではないが、新しい家に買い換えるなり、建て直すコトを考えれば、かなり現実的な額ではないだろうか。
というコトで、自分の中で、俄然、現実味を帯びてきたこの計画で、すっかりメートルが上がってしまったおとっつぁん。さっそく、何も知らないムスメに、
「もし、ウチに屋上があったら、何がしたい?」
という質問をしたトコロ、元気よく返ってきたのが、冒頭の発言。
保育所でも、毎日、屋上で走り回っているようで、彼女の中では、「屋上=走るトコロ」らしい。
オトナ達は、ビールでバーベキュー、そして、その周りを楽しげに走り回る子ども達。
なんだか、絵に描いたような光景だが、そうなったらそうなったで、今度は、
「遠くからこの煙を見たら、火事やと間違われへんやろか……」
って心配してそうだけど。
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