相変わらず大好物なので、『「感謝」で思考は現実になる』(パム・グラウト/著 サンマーク出版)というあっち方面の本を読んでいると、現実に奇跡を起こす方法として、
1 毎朝、起きてすぐ、「何か予想もできないこと、ワクワクすること、とてつもなくすばらしいことが起こる」と、世界に向って宣言する。
2 毎日「とてつもなくすばらしこと」を三つ見つけて記録する(毎日違う内容にすること)。
というワークが載っていました。
後者は比較的あちこちで目にするメジャなモノですが、ともかく、これを続ければ(とりあえず、30日間)、筆者が言うトコロのFP(Field of infinite Potentiality.一般的に言うトコロの“神”)のおかげで奇跡が起こる……まぁ、願いが叶うというのです。
で、モノは試し……と思った瞬間、自分の思考に、我ながら愕然としました。
というのも、まず、1をやってみようと、本を読んだ翌朝、起きてすぐ、アタマの中でその言葉を呟いてみると、その途端、
「そんなすばらしいコトなんて、起こるはずないじゃん」
という、自分の声がハッキリ聞こえたのです。
もちろん、このワークの真偽は分かりませんし、効果の程も定かではありません。
ただ、そう言ってみたり思ってみたって、誰に文句を言われたり、自分がなんらかの損をする訳でないのに、アタマの中で「今日は最高にいいコトが起こる!」とツブやいただけで、即座にそれを否定する思考が、既に自分の中にあるのです。
初めからいいコトなんて起こる訳ないと思ってるのだから、そりゃ、起こる訳ないわ(苦笑)。
で、そんなコトがあってから数日が経ったある日、今度は、同じくそっち方面の『営繕さんのしあわせドリル』(さとうみつろう/著 小学館)という本を読んでいると、
「人間様が結論を先に決めてくれたら、脳はどんな些細な証拠でも現実から探し出してくれる」
という記述がありました。
例えば、いろんな理由が先にあるから、あるヒトを嫌いになると思いがちですが、本当はそうではなく、「まず最初に、『その人を嫌いになろう!』と決めて、その後に、その人を嫌いな理由を脳が付け加えていく」のだそうです。
う〜む。
『感謝本』ではFPというナゾのチカラのせいだとされていましたが、単に、これ、朝一番に今日はいいコトが起こると思い込めば、その証拠、つまり、自分にとってよいコトばかりを脳が見つけるようとするだけのコトではないかと。
まぁ、“なるだけ”なんて簡単に言っていますが、実際にそうであれば、本当に幸せなになれますよね?
なにせ、自分は幸せなだと決め、その証拠(幸せなコト)しか目にしないのですから。
そして、これは何にでも応用できます。
自分で自分はこうだと決めたら(自分はスゴい、自分はカッコいい、自分は好かれている……)、そういう証拠ばかりが目に入り、結局、“自分にとって”は、それが“真実”になる。
そう、世界は自分の思いどおり!
思考が現実になる!!
……なぜか、黒電話が思い浮かぶのですが……(笑)
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