2014年11月28日金曜日

「目録系司書の仕事術」第3回 ボクが使っているタスク管理ルーツあれこれ

なんだかんだの第3回目。
エラいモノで、もう、次回以降のネタが思いつきません。

それはともかく、今回は自分のタスク管理ツールについてご紹介。

数年前に出向した際、突然、非常に大きな職場(物理的にも組織的にも)になったのと、プライベートでも趣味や結婚等が重なったため、いろいろ多忙になり(今思えば、大したことないですが)、少し真剣にタスク管理を考えるようになりました。

で、ご多分にもれず、「GTD」周りの本を読んだモノの、あまりよく理解できず、それでも、「アタマの中にひっかかるモノは、とにかく全て、いったん信頼できる場所に吐き出そう」という部分に強く共感し、まずは、こちらのツールを使ってみるコトにしました。

1「check*pad」
シンプルな目標管理ツール | check*pad.jp

自称(?)のとおり、あらかじめリストを作り、完了したらチェックして消していくという、実にシンプルな作り。
ただ、それだけに非常に分かりやすく、また、毎朝、自分で指定したリストをメールで連絡してくれる等、今思えば、これで機能的には十分でした。

しかし、リストを作ってタスクを管理できるようにしたのはいいモノの、肝心の「実行」が伴わず、タスクがどんどん溜まっていくのを、自分ではなくツールのせいにするのは世の習い。その上、生来の「飽き性の根気なし」がアタマをもたげ、しばらくして、全面的にこちらに乗り換えるコトに。

2「Remember The milk

ご存知、当該分野中の大定番。
無料部分だけでも十分使えますし、さらに、「check*pad」よりも高度な機能も多く、全くもって問題ありません。

しかし、またもやしばらくすると、表面上は、ある本で読んだ「コンテキスト機能」を使いたいという理由から、しかし、実際には、上記の「責任転嫁+飽き性」気質のため、またもや、次のツールに全面乗り換え。

3「Toodledo

こちらも、負けず劣らずの超定番。
英語サイトですが、ボクでも使えたので大丈夫です(……と、思っているだけで、ホントは大丈夫じゃないのかも知れませんが)。

その後もいくつかタスク管理の本を読み、上記した「コンテキスト(そもそもは「文脈」の意味ですが、「シチュエーション」や「状況」(同じ?)と解釈するとよいかもしれません)機能」が使えるのが便利です。

タスク管理については、もう、かなりの間こちらで来たのですが、以前から、タスクツールで締め切りを設定し、それを他の「イベント」と並列して見るために、わざわざもう一度カレンダに書くのが、それらの管理にとって最も致命的な"漏れ"が発生しそうで(というか、めんどくさい)、なんとかならないかとずっと思っていました。

そして、長い探求の結果(というか、検索して半時間程)見つけたのが、こちら。

4「サイボウズlive

こちらは安心の(?)日本語ツール。
本当に高性能で、一体、これがなんで無料なのかよく分かりません。

上記したイベントとタスクの締め切りが同時に表示できるのはもちろんですが、本来は、チームで行う作業のためのツールなので(自分は今のトコロ、完全に個人用に使っています)、もし、今後、そういう用途にも使ったら、もっとそのスゴさを実感できると思います。

で、今は、こちらで自分のすべきタスクを一覧できるようにし、メインのスケジュールは、相変わらずの紙の手帳のマンスリィカレンダに書いているのですが、日々の業務の進捗は、一応、こちらも使っています。

5「yPad」
Amazon.co.jp: yPad5: 寄藤文平: 本

突然のアナログツール。
しかし、やはり、紙ツールならではの使いやすさがあります。

ということで、今後、いつ、「例のムシ」が起きだすかは分かりませんが、今のトコロ、この組み合わせに落ち着きつつあります。ただ、「check*pad」以外のツールは、今も用途を特化して使っています。

RTMは、例えば、「子どもとのお出かけに持っていくモノ」「出張・旅行に持っていくモノ」「一週間にまとめ買いするモノ」「積ん読している本」等、完全なリストとして、「Toodledo」については、ルーティンを管理するツールとして使っています。

後者についてもう少し詳しく説明すると、例えば、一番スパンの長いモノとしては、誕生日記念日等、1年を単位として繰り返し作業をするモノを登録しておくと、その日になれば勝手に表示されるので、非常に便利です(ただし、家族(特に、配偶者)との記念日等は、当日設定では、時すでに遅し)。

次の長さ(半年や3ヶ月)は、奨学金返済の振込や、浄水器のカートリッジの取り換え等(笑)。毎月ならまだしも(それでも、忘れがちですが)、「3ヶ月に1回」というのはなかなか覚えられませんが、これも、一度登録してしまえば安心です(もちろん、カレンダに書いてもいいですが、ずーっと書き続けなければなりません)。

で、実際には、さらに短い一週間や毎日すべきコトの登録が一番多いのですが、モノによっては、1日の中でも何回もする作業(例えば、メールチェックとかクスリを飲むとか)等を登録しておきます(この際、上記のコンテキストで「時間」(何時から何時までの間)を設定しておくと便利です)。

というコトで、どのツールも素晴らしいのですが、自分にとっての条件として、自宅だけでなく、職場でも参照したり、十分に使えないと意味がないので、Webベースが必須となります(職場もMacならよいのですが)。
なので、非常に残念なのですが、結局、Omnifocusの利用は断念しました……

そういった意味で、今回紹介したツールは、ブラウザさえあればどこでも使えますし、また、モバイル用のアプリも用意されているトコロも、今どきの若人にとっては重要でしょう(いずれも、無料でほとんど問題ない部分までは使えます)。

まぁ、いろいろ試してみて身を持って感じるのは、結局、タスク管理自体ではなく、その実行が最も重要な目的であるコトを思えば、大切なのは、ツールではなく、自分自身というコトです。


……えっ?知ってました?

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