2016年8月18日木曜日

「司書の書誌」第37回 司書の宿題

夏休みです。

……と、前回と同じ書き出しですが(笑)、引き続き、図書館は絶賛開館中です。

で、この時期になると、どう見ても、ご自身の関心事じゃないっぽいレファレンスを持ち込まれる利用者が、突然、増えます。

そして、その後ろには、こちらも特に関心のなさそうな子どもさんが……

そう、夏休みの宿題をしにきた親子さんです。

もちろん、夏休みの宿題の図書館を使っていただくのは大歓迎ですが、いかんせん、質問をしてこられるのはおかあさん(もしくは、おとうさん)。

仕事ですので、聞かれたコトには答えますが、喉元まで、

「お子さんが自分で質問されたり、調べられたりした方がいいんじゃないんですか?」

と出かかります(苦笑)。

大事なお子さんの宿題を手伝い、恥をかかせたくないという気持ちは十分わかりますが、そのために、せっかくの学習の機会を自ら奪ってしまっては、意味がないと思うのですが……

……と、以前から思っていたモノの、実際、自分の子どもになったら、気持ちが変わる(分かる)のかとも思っていました。
そうなってから考えないと、フェアじゃないなと。

で、ついに、今年からその機会に恵まれました!(笑)

確かに、本当に子どもだけに任せていては、カタチにならないだろうなと思えるような高度(?)な宿題もチラホラ。
実際、ムスコの宿題も、ヨメが手伝ってくれていました(笑)。

ただ、その意味をムスコに伝え、ムスコ自身が実行するようにしむけてくれていたようです。
大変だったと思いますが……

まぁ、いずれにしても、大きなお世話ですし、それぞれの事情もおありでしょうから、淡々と職務を遂行するまでです。

という訳で、図書館は、みなさんのご来館をお待ちしております!(笑)

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