もう、みなさん、既にザックの就任時のコトなんて忘れているかもしれないが(というか、ザック自体が怪しい?)、当時は日本代表の監督決定が遅れに遅れ、ついに、最初の強化試合の2試合は、原博実技術委員長が指揮を執るという異常事態になった。
その際、世界中の有力な候補にあちこち断られまくり、代表監督の選定が難航したコトで、原委員長及び日本サッカー協会は、その対応の遅れを、散々、各方面から批判された訳である。
で、その教訓を生かし、今回はW杯中から次期の監督選定を始めると、今度は今度で、冒頭の発言のようなコトを、やはり、散々、言われる訳である。
あえて言おう。
どっちやねん!と。
香川がいるので、日本でも自然と報道の多いマンUだが、W杯前に来期の監督がファンハールと発表された。
それを聞いた時、最近、サッカーの情報を全くフォローできていなかったので、なんの疑いもなく、
「へぇ〜、あんな有力な監督が、今まで何もせずにあいてたのか」
と思っていたら、何のコトはない、大会が始まって見ていると、ファンハールは、しっかり、オランダの監督をしているではないか(というか、2年前から)。
つまり、W杯が終わる前、いや、始まる前から、既に、次の就職先が決まっている訳である。
サッカー界全体がそんなスケジュールで動いているのに、W杯が終わってから、さぁて、今回悪かったトコロはどこかなぁ〜と悠長に構え、じゃぁ、その点を直してくれるのは、こんな監督だといいんだけどなぁ〜なんてやってたら、そりゃ、有力なヒトは、もう、みんな新しい就職先で活動を始めている頃だろう。
それが、まさに前回、難航した最大の原因だったと思うので、個人的には、ちゃんと反省を活かしてるじゃん、と思っていたのだが……
さて、そんな中、何の根拠か、最有力候補と言われているアギーレ氏。
上記のような人事先行に対する世論の反発もあり、全く本人のせいじゃないのに、なんか、アギーレが悪いみたいになっているが(なってない?)、それはともかく、日本人選手と体型が似ているメキシコを率いて優秀な成績を残したから、多分、日本もどうにかしてくれるんじゃね?という理由で候補に上がってきたのは、容易に想像がつく。
しかし、ホントに似ているだろうか?
中米、そして、南米の選手なんて、確かに、身長こそ小柄なモノの、胸板なんか、もう、いっそ"パイオツ"と言いたくなる程の豊満(?)さである(しかも、選手だけでなく、審判も)。
たとえ、同じくらいの身長だからといって、あんな屈強なカラダと日本人選手は、全く比べモノにならない。
いくら、本田のフィジカルが強いって言ったって、やはり、根本が違うのだ。
中米や南米の選手が頑丈でチカラで押す鉈ならば、日本人選手は、切れ味で勝負する、それこそ、日本刀なのだ。
元々全く違うモノなのだから、他国を模倣し、同じ方向を目指しても、当然、いい結果が出るはずがない。
やはり、オシムの言うとおり、日本代表は、とことん、日本化して欲しい。
そこで、どうするか。
日本独自のサッカー、つまり、"NINJA Football"を目指すのだ!!
例えば、ドリブルして相手に向かって行き、ボールは相手の股の間を通し、自分は側転して相手をかわすとか(ん?どこかで見た?)、もしくは、分身の術で、どんな局面でも、常に数的優位を作るとか。
……まぁ、それは冗談だとしても、とにかく、屈強さで勝負できない分、俊敏とか身の軽さを存分に活かして、相手を翻弄するようなサッカーをしてもらいたいモノである。
なので、もう少し現実的な感じでいうと、対峙した相手に対し、両足でボールを挟んで、"ピョン!"と飛び越えてかわすとか。
……それが、メキシコのブランコなんだけど。
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