その松浦さんの著作に、『100の基本』という本があります。
これは、文字通り、氏が個人的に守っている「100の基本(ルール)」と、同じく、氏が経営されている「COW BOOKS」という書店で共有されている100のルール(と、最後に、自分の100の基本を書き込むページ)で構成されているのですが、その中に、
買っていただいた商品はというモノがありました。
両手でお渡しする。
これを読み、「あぁ、なるほど」と思ったので、それ以降、カウンタでの利用者との貸出カードや本のやりとりを両手でするようになったトコロ、なんか、グっと丁寧感が増したように思います(当社比)。
また、中には、こちらが両手でお渡しすると、両手で受け取ってくださる方もいます(圧倒的に、女性が多い)。
この本には、他にも、
本を宝石のように大切に扱う。
置き方、さわり方、持ち方を
ていねいに。
一日に一度、
並んでいる本を必ずさわる。
本が傷むようなこと、といった、本屋さんならではの(それゆえ、我々にも大いに応用可能な)「基本」もありますが(中には、「書き込みのある本、べたべたした本、煙草の臭いのある本は決して売らない。」という、耳の痛い項目も……)、さらに、
本が傷むディスプレイはしない。
来店されたお客様に自分が
何を与えられるかをいつも考える。
もっとよくなるには
どうしたらよいかと
考える、工夫する、実行する。
自分ではなく、自分以外の人がといった、働き方(もしかして、生き方?)全般に関する「基本」も紹介されています。
どうしたら喜んでくれるかを
いつも考える。
まぁ、いずれも、ヒトによっては、「え?今さら?」と思われるかもしれませんが(だから、「基本」なのかも(笑))、個人的には非常に勉強になりました。
そして、大切なのは、言うまでもなく、「自分自身の基本」を持つコトですね。
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