先日、「ガキの使いやあらへんで!!」を見ていると、たまたま「サイレント図書館」をやっていました。
ご存知の方も多いと思いますが、この企画は、"図書館"という設定の場所で、いわゆるガキ使メンバに、ゲスト(今回は東幹久さん)を加え、クジに外れたヒトが、痛い系の罰ゲーム(て、何も悪いコトしてないんだけど(笑))を受けるのですが、図書館なので、大きい声で「痛い!」等が言えず、その様子を楽しむというモノです(笑)。
で、いきなり本論から外れますが(笑)、普通、お笑いの場合、いかにリアクションを大きく、大げさにして笑いをとるかという方向に向かうと思うのですが、この企画は全くその逆で、あえてリアクションを小さく、抑えさせるコトで笑いを誘うという構造になっています。
「ガキ使」の他の企画にも言えるコトですが、どうやったら、こういうコトを思いつくのでしょう?どうやったら、今までに誰もやったコトがないコトが、実は「おもしろい」と気付けるのでしょう?
そのセンスに、つくづく感心してしまいます。
それはともかく(笑)、今回の放送中で紹介されていたのですが、この番組のフォーマットは世界中に輸出されているそうで(22ヵ国?)、各国でも、全く同じカタチで放送されているようです。
で、改めて思ったのですが、やはり、どこの国でも、いまだに図書館は、「絶対に静かにしなくてはいけない場所」なのだな、と。
もちろん、「○○コモンズ」といったカタチで、国によっては、ディスカッションできるタイプの図書館も日本以上にあるのでしょうが、このフォーマットが多くの国で番組として成立するというコトは、やはり、それでも大枠としては、図書館は静かにすべき場所というコンセンサスがあるのだろうというコトです。
もちろん、ボクも、大筋としては図書館は静かな方がよいと思いますが、ただ、あまりにそれが行き過ぎ、神経質になり過ぎると、むしろ、研究や作業の"手段"であったはずの静寂が、いつしか"目的"になり、それがかえってお互いのストレスになっている場合もあるのではないかと思うのです。
子どもの利用については、別途、もう少し考えないといけませんが、通常の話し声については、よく言われるように、図書館では考えられない程大きい(笑)カフェの方が、なぜか集中できたりもします。
まぁ、それは極端にしても、やはり、完全な静寂は、かえって、ちょっとした音がとても目立ってしまいます。
とはいえ、音楽は趣味がありますし、いわゆる「環境音」は、その人工的な繰り返しが気になったりしますが(笑)、いずれにしても、もう少し、完全な静寂でない方向で音環境ができた方が、全体的にストレスが減るのではないでしょうか。
もちろん、ヒトによって許容範囲が違うので、実に難しいハナシではあるのですが……
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