2016年6月30日木曜日

「司書の書誌」第30回 司書の連携

昨日、ある図書館の方達が、当館の連携事業について話を聞きたいと、わざわざ遠方からいらっしゃいました。

当館でも、以前から、近隣の美術館動物園等の文化施設や、大学高校等の教育機関等、各方面にお声をかけて、いくつか連携事業をしています。

図書館では、以前から「MLA(K)連携」や、「MALUI(マルイ)連携」等と言われてきましたが(コトバの意味については、こちらをご覧ください(笑))、それらの、比較的似た機能をもつ機関同士でお互い補完し合おうという意味合いだけでなく、最近ではもっと広く、異業種(?)間での連携が模索されています。

担当者間では、「(連携を)上からも言われてまして……」みたいな枕詞がよく使われるのですが(笑)、その是非はともかく、実際、そういったお話を持って行くと、先方でも「待ってました!」という反応が結構あるようです。

こういった事象は、図書館界だけでなく、一般の企業でも、最近、多く見られますよね(その場合、「連携」ではなく、「コラボ(レーション)と言われますが(笑))。

で、それはなぜかと考えた場合、やはり、「新しいモノを生み出すため」なのかなと思います。

昨日、当館にいらっしゃった方もおっしゃってましたが、やはり、自分の図書館の中だけで考えても、月並みなハナシしか出てこないし、外に行って話を聞くことで、新しい発想アイディアが生まれるのだと思います。

それが、図書館同士ですらそうなのですから、全く違う機関だったら、なおさらのコトだと思います。

という訳で、図書館も、もっといろんなトコロにハナシを持って行き、イベントというカタチ以外でも、なにかできればと思うのですが、そもそも、その連携先の発想自体が、冒頭で上げた文化施設や教育機関になりがちです。

もっと、別の業界に行けば、さらに強い刺激を受けられると思うのですが……

例えば、これだけ図書館の世界にコンピュータWebの分野が密接に関わってきているのに、どうも、IT関係とのコラボがまだまだ少ないような気がします。

当館でもこのようなコトを始めたトコロですが、他にもご近所には、日本を代表するITベンチャがあり、しかも、こんなモロなコトまでされているのですが……(笑)

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