2015年8月4日火曜日

「電子書籍?紙派なので」

全然詳しくない分野なので、例えが適切なのか全く自信がないのですが(謝)、ともかく、とある休日、あなたが、新しいクルマを買おうと、初めてのディーラ(て、言うんですか?)に行ったとします。

すると、いかにもヴェテラン然とした年輩スタッフが対応してくれました。

「新しくクルマを買おうと思うんですけど、今だと、やっぱり電気自動車ですよね。どんなのがあるんでしょう?」

と聞くと(こんな聞き方をするモノなのかすら分かりませんが(笑))、その店員さんは、悪びれた風もなく、

「電気自動車ですか……私は、新しいモノ全く分からないんですよ。そういうのは、もっぱら、若いヤツらに任せてます。ははは……」

キョトン顔のあなたを尻目に、そのヒトは、さらにこう続けます。

「そもそもね、やっぱり、自動車ってのは、ガソリンを爆発させて、エンジンを回して動かすモノですよ。電気で動いて、全く音がしないなんて、自動車を運転した気になりません。やっぱり、クルマを運転する以上、昔ながらのモノが一番。私は、断然、ガソリン派。電気自動車なんて、イヤですけどね」

いささか大げさですし、そんなバカなと思いますが(笑)、ただ、このディーラを図書館のカウンタ、「電気自動車」を「電子書籍」に置き換えたら、どうでしょう?

まさかとは思いますが、同じような対応になってませんよね……?

「新しいモノは分からない、興味がない。だから(← この接続詞自体、おかしい)、若いヤツに任せる」
「本は紙で読むモノだ。電子で読むなんて邪道だ」

もちろん、個人的な趣味信条についてまでとやかく言えませんし、紙の本が好きだというコト自体は、ボクにもそのキモチは充分分かります。

ただ、お客さん(利用者)の前に立つ人間として、最初から、その業界の最先端(もはや、そうでもないですが)にキャッチアップしていこうという意志自体がないのは、どうでしょう?

利用者から見たら、全員、「司書さん」です。
「本の専門家」です。
電子書籍についても、当然、自分(利用者)よりも知っているはずですと思わます。

結果として、(自分も含め)利用者より知識が少なかったというのは仕方ないですが(もちろん、できるだけ、避けたいですが)、しかし、初めから拒絶したり、そもそも、知る気がないというのは、どうなのでしょう……

……て、ここを読んでいないヒトに言いたいのですが(笑)。

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