全然詳しくない分野なので、例えが適切なのか全く自信がないのですが(謝)、ともかく、とある休日、あなたが、新しいクルマを買おうと、初めてのディーラ(て、言うんですか?)に行ったとします。
すると、いかにもヴェテラン然とした年輩のスタッフが対応してくれました。
「新しくクルマを買おうと思うんですけど、今だと、やっぱり電気自動車ですよね。どんなのがあるんでしょう?」
と聞くと(こんな聞き方をするモノなのかすら分かりませんが(笑))、その店員さんは、悪びれた風もなく、
「電気自動車ですか……私は、新しいモノは全く分からないんですよ。そういうのは、もっぱら、若いヤツらに任せてます。ははは……」
キョトン顔のあなたを尻目に、そのヒトは、さらにこう続けます。
「そもそもね、やっぱり、自動車ってのは、ガソリンを爆発させて、エンジンを回して動かすモノですよ。電気で動いて、全く音がしないなんて、自動車を運転した気になりません。やっぱり、クルマを運転する以上、昔ながらのモノが一番。私は、断然、ガソリン派。電気自動車なんて、イヤですけどね」
いささか大げさですし、そんなバカなと思いますが(笑)、ただ、このディーラを図書館のカウンタ、「電気自動車」を「電子書籍」に置き換えたら、どうでしょう?
まさかとは思いますが、同じような対応になってませんよね……?
「新しいモノは分からない、興味がない。だから(← この接続詞自体、おかしい)、若いヤツに任せる」
「本は紙で読むモノだ。電子で読むなんて邪道だ」
もちろん、個人的な趣味や信条についてまでとやかく言えませんし、紙の本が好きだというコト自体は、ボクにもそのキモチは充分分かります。
ただ、お客さん(利用者)の前に立つ人間として、最初から、その業界の最先端(もはや、そうでもないですが)にキャッチアップしていこうという意志自体がないのは、どうでしょう?
利用者から見たら、全員、「司書さん」です。
「本の専門家」です。
電子書籍についても、当然、自分(利用者)よりも知っているはずですと思わます。
結果として、(自分も含め)利用者より知識が少なかったというのは仕方ないですが(もちろん、できるだけ、避けたいですが)、しかし、初めから拒絶したり、そもそも、知る気がないというのは、どうなのでしょう……
……て、ここを読んでいないヒトに言いたいのですが(笑)。
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