結婚を機に減量を思い立ち、いわゆる朝食を抜くようになってそこそこ経ちますが、今のトコロ、よく言われる「しっかり朝食を食べないと、ちゃんとアタマが働かない」という問題はないようです(まぁ、元から働いていなかったという疑いはありますが)。
で、実質的に「1日2食」になっていたのですが、次に気になったのが、自分が最も敬愛する作家である森博嗣さんが長年実践され、最近では、南雲先生で有名になった「1日1食」。
ただ、お2人の実績を見ていれば非常に興味もわきますが、しかし、まぁ、さすがに1日1食は……と思っていたトコロ、職場でこんな本をチラ見。
Amazon.co.jp: やってみました! 1日1食: 船瀬 俊介: 本
この本には、ビートたけしさんやタモリさんをはじめ、錚々たるメンバが「1日1食家」(?)として、列挙されています。
そうなると、自分の根本にある「ミーハー体質」が、がぜん、疼き出します(笑)。
で、結果からいうと、もちろん、休日のような例外はありますし、どうしてもお腹が減ってしまう時もありますが、基本的に、以前のように、毎日ごはんを持って行っておかずを買ってという、ちゃんとした(?)昼食は食べないようになりました。
つまり、「なんちゃって(死語)1日1食」。
もちろん、育ち盛りの子ども達や、カラダを使うお仕事の方々には全く勧めませんが、基本的にずっと座りっぱなしで仕事をし、年齢的にも、いつしか初老の段階に達している自分にはこれで十分なのかもと思う一方、自分がこんなコトができるのも、残る1食について、毎日、ちゃんとした夕食が食べられる(作ってもらえる)からだなぁ、と改めて感謝していたトコロ、なんと、ついに、こんな記事に遭遇。
【2014年最高の奇書】不食のすすめ。ー 「食べない人たち」どうすれば人は食べないで生きることができるのか。 - いばや通信
ついに、時代は「1日1食」から、「不食」(全く食べない)の段階へ(汗)。
いやいやいや、と。
ちょっと待て、と。
いくらなんでもこれはムリでしょう……と思いつつ、さっそく本書を読んでみると……
できるかもしれない(大汗)。
まぁ、若干、オカルト・チックと思われかねない表現もありますし、もしかしたら、筆者の方達は単に特異体質なのかもとも思いますが、筆致は冷静ですし、実際、社会的にも活躍されておられる方々です。
もちろん、誰も食事をせずに済めば、それこそ餓死もない訳ですし、もし、可能だとしても、そんな簡単なコトではないでしょうが、一方で、いろいろ考えてしまいました。
もし、本当に食べないで生きていくコトができるなら?
例えば、我々の「仕事」について、「食うに困る」とか、「そんなコトで、食べていけると思っているのか!」という表現がありますが、それはつまり、「生きていくコト」の中心に「食べるコト」があり、仕事とは、その直接的な手段だと考えられている訳です。
それが、もし、食べずに済むなら、生きていくために、仕事をしなくてもよいコトになります。
もちろん、生活は食費だけではないですし、家族があれば、自分さえよければいい訳ではないですが、少なくとも、これまでよりは、仕事に対して柔軟な姿勢がとれるようになるのではないでしょうか。
また、そのコトとも関連しますが、以前、前出の森さんの本で、「1食食べると3時間の睡眠が必要になる。だから、一般的なヒトは約9時間の睡眠が必要」という記述を読んだのですが(いつものごとく、出典不明ですいません)、この本によれば、不食だと、1日2時間の睡眠で十分とのコト。
つまり、現代人の大きな(最大の?)悩みである「時間がない!」も解決できます。
よく考えれば、この本にもあるように、食事には、実際に食べる時間だけでなく、メニュを考え、材料を買いに行き、作り、後片付けをするという、それにまつわる膨大な時間がかかっています。
それが、全て、不要になる。
「時間を作るためには、なにかを止めなければいけない」とよく言われますが、自分の生活を何度も振り返り、もう、これ以上、削る時間なんてないよ……と思っていたトコロ、まさか、それが食事だったとは(笑)。
もちろん、食事は、単に空腹を満たしたり、必要な栄養摂取をするだけの行為ではなく、これ以上ない娯楽、喜びでもある訳です。
でも、その部分は、美味しいものを少しよばれればいい訳ですし、そうすれば、エネルギィ問題や無益な殺生も、だいぶ緩和されるのではないでしょうか。
まぁ、もちろん、そんな単純には行かないわけですが、ひとつの可能性として、ご紹介。
「できると思っても
できないと思っても
あなたは正しい」
ヘンリー・フォード
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