2014年12月31日水曜日

AmazonとFRBR

【悲報】amazonの書誌情報管理がマジクソな件について - 図書館学徒未満

Amazonには、仕事でも大変お世話になっていますし、同様の同業者の方も多いと思います。

ただ、我々の場合、たとえ、(そのコトバを知らなくても)FRBRでいうトコロの「表現形」「体現形」の違いが染み付いているので、この記事のような問題を、無意識の内にでも捨象して利用していると思いますが、一般の方は、なかなかそうでもないかも知れません。

で、この問題(仮に、「Amazon同定」とします)は、ユーザはもちろん、著者出版社(者)、さらには、当のAmazon自身にとっても大きな損失だと思うのですが、ただ、Amazonの場合は、多少乱暴でもAmazon同定をしてしまった方が、それで対応すべきクレームより、得られるメリットをの方が(おそらく、かなり)大きいのだと思います。

この記事で詳細に検証されているように、現在のAmazon同定にはもちろん問題がありますが、一方で、FRBRが最終的に目指すのは、こういった方向(ひとつの「著作」を検索しただけで、その著作に係る全てのヴァージョン・ヴァリエーションが紐付いて検索できる)なのかなとも思ったりします。

まぁ、エラそうに言っていますが、ここまでではないにしても、図書館界でも、総合目録書誌同定で同じような問題があり、(主に)利用者の指摘で修正するというオプトアウトになっています。

もちろん、図書館界側の努力も必要ですが、出版社のみなさまには、とりあえず、ISBNを本来の要領でつけていただきたく存じます(笑)。

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